私たちは、お客様の様々なご要望にお応えするべく、日々技術の向上に努めながら、独自技術を磨いています。また、お客様の求める製品をさらに高めるためのツールを使用しています。そして、何よりもお客様に弊社の金型製作技術とプラスチック射出成形技術、さらには独自技術である「ネジ回転スライド同調方式」を利用した製品を製作することで、お客様への満足の提供と、深い信頼関係の実現を目指しています。
お客様と打ち合わせを重ねることにより、ご要望の製品イメージのヒアリングをいたします。それ元に、弊社のCADオペレーターが製品により2次元もしくは3次元でのCADで具体化いたします。
3D CADでの閲覧につきましては、弊社では3D PDF Animate(tm)を使用しています。それにより、お客様とPC間で金型イメージを
アニメーションで確認することが可能です。製作する金型の内部も簡単に確認でき、改善点なども洗い出すことができます。
CADにて設計した図面を元に、充実した設備で金型を製作いたします。弊社では、プラスチック金型の製作に必須である
などの設備を、各種取り揃えています。最も精度の高い工作機械では1,000分の1ミリの精度で製作が可能です。
各種設備で金型を製作いたしますが、最終的には弊社自慢の技術工による調整作業にて完成いたします。
このことにより、お客様から弊社の金型は、従来の金型よりも寿命が長いと好評をいただいています。なお、3Dモデルのみのご注文も承っています。お気軽にご連絡ください。
弊社は筒状のプラスチック製品にネジ切り・ネジ穴の加工や、空洞をあける加工を得意としており、手洗い金具やシャワーヘッド、歩行補助用手すりなどに大いに活用されています。
例えば、水回り製品である手洗い金具は、外形と穴の部分を同時に加工する「総抜き加工」で製作しています。弊社では従来のものより小さな金型で抜くことにより、金型の製作工数の短縮を実現しています。
プラスチック金型の設計から製作、そして部品の成形までワンストップによる製作を行っております。
その為に、弊社で独自に編み出した加工技術「ネジ回転スライド同調方式」という生産方法を導入しています。
この写真でご説明します。ネジ付きシャワーヘッドは構造上、中にねじ切りがしてあるため、芯を抜いたあと、ヘッドの部分を「置き駒方式加工」または「樹脂切削加工」で抜きの作業をして完成となります。つまり完成するまでに2工程の加工作業・時間が必要となります。
しかし、「ネジ回転スライド同調方式」は、この2工程の加工作業を1回の工数で加工できます(二次加工の不要)。
工数が減ることからコストを抑えることができ、製造時間の短縮にもなり、「置き駒方式加工」や「樹脂切削加工」で発生する品質のバラツキがなくなります。
独自技術なので詳細はお伝えできませんが、そのイメージだけでもおつかみ頂ければと思います。
ネジ棒についた真鍮製の部品が歯車と同調しつつ、しかしそれぞれの回転のピッチを変えます。それにより、二度の作業ではなく一度に抜くことが可能になりました。
ピッチ数などについては、この技術を編み出してから積み上げた、膨大なデータとノウハウになります。また設計段階でも、ネジ回転スライド同調方式に合わせた、専用の設計思想が必要となります。
おかげさまで当方式を採用以来、弊社の製品は品質が高いということで、多くのお客様よりご支持をいただいています。